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【FXトレード手法】ダブルトップでダマシを回避するエントリー方法とは?

トレンドの反転パターンとして、簡単なパターンの一つである「ダブルトップ」「ダブルボトム」。それゆえに多くの投資家がダブルトップが出現したと頻繁に言っています。

しかし、ダブルトップという言葉はやや乱用されすぎていると思っています。
この記事で私が「ダブルトップの形成」とは何をもって言えるのか、わかりやすく解説していきます。

ダブルトップ・ダブルボトムとは?

そもそもどんな値動きのことか

先述したようにダブルトップとは、見分けるのが簡単な反転パターンの一つです。
そもそもこのパターンの出現が反転のサインと考えられるのは、このダブルトップ(ボトム)がヘッドアンドショルダーの形の変形型だからです。

ものすごく簡単に説明すると、ヘッドアンドショルダーでは高値が3つですが、その高値の数が2つになっただけなのです。

ヘッドアンドショルダーの記事後ほど書きます、、、

百聞は一見に如かずということで、ダブルトップとは簡単に下記のようなパターンのことを言います。

赤線:トレンドライン 青線:支持線、抵抗線

①上昇トレンドで高値をつけて下落
②その後反発するが、一度目の高値を超えらえれない。
③再度下落して支持線(最初の反発点)を下回る。

これがダブルトップの値動きです。
詳細はこの後の「ダブルトップの乱用について」という部分で述べますが、この③があるかないかが大事なポイントとなります。

支持線のブレイクがなければ、ダブルトップではなく、ただの揉み合いであり、上昇トレンドに回帰する可能性があるからです。
揉み合い相場については別記事で解説しているので、そちらをぜひご覧ください。

https://investment-output.com/?p=211

実際の相場でのダブルトップは下記のような感じです。

九州FG週足チャート
チャート:https://jp.tradingview.com/

ちなにみダブルトップ形成の際の出来高は、
最初の高値を付けるときに増加して、2番目の高値の際には少なくなる傾向にあります。
さらに支持線をブレイクする際に、出来高を伴っていれば、トレンド転換の明確はシグナルと言えるでしょう。

判断に迷う場合

ダブルトップのような値動きは非常に多くみられるため、「これはダブルトップといえるのだろうか?」というように判断に迷うケースもあります。

例えば下記画像のような場合

2度目の高値が最初の高値をわずかに突破したような場合です。
突破した際には上昇トレンドへの回帰かと思いきや、その後下落してダブルトップ形成に至っています。

このようなケースでの対処法というか、考え方としては
終値ベースで高値を超えているか、2日連続で高値を超えているか、高値から1%以上突破しているかなどのフィルターを設けて、そのフィルターに基づいて判断する。
というようなものがあります。


しかし、ブレイクしたかどうかというようなフィルターを設けることは機会損失につながりかねないというデメリットもあります。
明確にブレイクしたと判断した時にはすでに上昇のいきおいが止まっていたなどですね。
これについてはエントリー時に考えるべきことという別記事で考え方を説明しているので参考にしてください。

ダブルトップという言葉が乱用されすぎている問題

本記事でのメインテーマです!
ここを書くためにダブルトップの説明をだらだらと書いたといったら過言です。

「乱用」というのはつまり、パターン形成の途中にも関わらず、あたかももうダブルトップが形成され、反転のシグナルが現れたというような解釈をしている人が多いということです。
潜在的なダブルトップのような値動きは非常に多くみられるため、その言葉が乱用されることが多いのです。

上記のような場合では、たしかに2つ目の高値が最初の高値を超えられず、ダブルトップの条件を満たしているように見えます。
しかし、この状態はまだあくまで潜在的なダブルトップにすぎません。
この後の値動きの仕方としては下記のように予測できます。

②のように動いた場合、たしかにダブルトップの形成といえます。
しかし点Aの段階ではまだそのように動くとはわからず、①のように再び上昇トレンドに回帰する可能性もあります。
①の場合ではこの下落はただの小休止であり、反転パターンであるダブルトップとは真逆の継続パターンであるトライアングルパターンが形成されています
*トライアングルパターンの記事リンク

だらだら述べましたが、ダブルトップが形成されたかどうかは、支持線のブレイクを伴って初めて判断できます。
(ダブルトップに限らずどの価格パターンでもそうです。潜在的な価格パターンを形成と勘違いすることは危険です)
しかし多くの人は最初の高値を超えられなかっただけでダブルトップと判断してしまうのです。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

ダブルトップというものの乱用はトレンドに逆らう=損失リスクが高くなると私は思います。

もちろん潜在的なものだと理解したうえで、損切りポイントを明確に定めてエントリーするという方法は全然悪くないと思います!

以下はあくまで私の個人的な考えになりますので、そういう考え方もあるなー程度に見てもらえればと。
ダブルトップは反転パターンの一つです。
そして、「一度形成されたトレンドは継続する傾向にある」という前提に基づけば、完全にダブルトップが形成されるまでは新規のエントリーをするのは待ったほうが賢明なのではないか、と思います!

どのように皆さんがダブルトップを使うかは別として、この記事が少しでもお役に立てたら幸いです!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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